睡眠時無呼吸症候群のためのCPAP専門外来

ICON(Fisher & Paykel) DeamStar(SEFAM) REMstar System One(Philips Respironics) Jusmine(Koike Medical) XT-Auto neo(APEX)

当クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群に対してCPAP治療(持続陽圧換気治療)が必要な患者様のために、CPAP専門外来を行っております。
当クリニック院長が本邦有数の睡眠呼吸障害専門施設での診療経験に基づき、適切なCPAP圧の決定、使用状況、治療効果等の管理を行います。
CPAPは健康保険が適応されている治療法です。毎月約5000円(3割負担の場合)の費用負担で治療が可能です。
当クリニックではCPAP外来の専用予約枠を設けており、インターネット、予約専用ダイヤル、院内予約での予約が可能です。
(睡眠時無呼吸症候群のご相談で初めて当クリニックを受診される患者様は、まず一般の予約枠で予約をお取り頂きご来院下さい。
すでに他院にてCPAPを管理中の患者様は、こちらをご覧下さい。)
当院では現在、346名の患者様のCPAP管理を行わせて頂いております。

CPAPの通院加療について

CPAPは睡眠時無呼吸症候群の重症度基準を満たした患者様に対し、保険診療としての治療が認められている治療法です。この治療は人工呼吸器に準じた治療器具を用いた治療法であり、適切な治療管理を継続していくために、月に一度のクリニック受診が保険診療の条件となっています。病気や治療状態の変化を見逃さないためにも、必ず月1回の外来受診を行って下さい。

他の病院でCPAP管理をされている患者様へ

当クリニックの近隣にお住まいで、遠方の病院でCPAP管理をされている方や、また他院でのCPAP通院をされていて、当院でのCPAP管理をご希望の方は、当院への転院(CPAP管理医院の変更)が可能です。
当院では各社のCPAP機器を取り扱っております。当院でCPAP管理をご希望の患者様は、一度当院にご連絡下さい。CPAP管理病院移動(CPAP移管)の方法についてご説明させて頂きます。ご連絡頂きました翌月より当院での継続治療が可能となります。(ご連絡頂いた月に関しては、現在お掛かりの医院に受診される様お願い致します。)

当院連絡先: 047-403-2226 (開院時間内にご連絡をお願い致します。)

【診察当日に必要なもの】
・前医院の紹介状
・健康保険証(および各種医療証)
・CPAPのデータカード

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CPAP質問集

質問事項をクリックすると、回答がご覧いただけます。

よくあるご質問
CPAPを使うと睡眠時無呼吸症候群は治るのですか? 
CPAP療法は、近視に対して眼鏡をかけている状態と同じであり、CPAPを使い続ければいつか睡眠時無呼吸症候群が治る、というものではありません。CPAPをお使いの患者様で、CPAPを離脱する(中止する)ためには、手術や減量で体の状態に変化が起こったり、マウスピースなどの他の治療法を選択する必要があります。睡眠時無呼吸症候群の重症度が高く、統計学的に他の治療法、対処法が困難と予測される患者様もいらっしゃいます。CPAPの離脱やCPAP以外の治療法を希望される患者様は、一度院長にご相談下さい。
CPAPは毎日使用しなければいけませんか? 
CPAPの使用目標は使用期間の80%以上の日を使用し、さらに1日4時間以上が最低ラインの目標値となりますが、最も良いのは毎日使用し、かつ1日6時間以上使用して頂くことです。これらの数字の根拠は、その数値以上にCPAP治療を行った患者様はそれ以下であった患者様に対して、生命予後(余命)や、脳梗塞、心筋梗塞などの合併症の発症頻度が明らかに良好であったというデータに基づいています。ただし、毎日CPAP治療を行う事が最善ではありますが、旅行や仕事の都合で、月の内2、3日CPAPが使用できない日があったとしてもそれほど心配する必要はないでしょう。
CPAPを使用して睡眠時無呼吸症候群が改善しているかどうか、どのようにして確認できますか? 
CPAP装置には簡易モニター検査のような無呼吸の監視システムが搭載されており、毎月の受診で、元々あった睡眠時無呼吸症候群の重症度指数(AHI、RDIなど)が確認できます。また症状に関して、日中の眠気が減った、睡眠時間が短くなった、運転が怖くなくなった、朝の目覚めが良くなった、日中の疲労感がなくなった、夜中のトイレの回数が減った等の自覚症状の改善として実感できることが多くあります。(ただし、治療前から睡眠時無呼吸症候群の自覚症状に乏しかった方は、効果の実感が少ない場合があります。)
CPAPを使っているのにまだいびきをかきます。 
いびきは咽頭に閉塞や狭窄があって、その狭い空間を呼吸による気流が通過することにより起こります。CPAP装置は患者様の無呼吸、低呼吸が消失する状態になるまで気流圧が自動で上昇しますが、圧上昇の目的は無呼吸、低呼吸のコントロールであり、いびきの消失をその目的としていません。よってCPAP治療中にたとえいびきがあったとしても、睡眠時無呼吸は通常適正にコントロールされています(毎月の診察時に治療状況が確認できます)。またその上でいびきの消失を目指す場合はCPAPの気流圧をさらに上昇させる必要がありますが、その場合圧力により不快感が増し、CPAPの快適度が低下する恐れがあります。CPAP使用中の小さないびきは様子を見るのが良いでしょう。
CPAPを使っているのに眠気が残ります。 
睡眠障害がない方でも日中の眠気を感じることはあり、眠気を感じただけでそれがすぐに病的であるとはいえません(“眠気の状況”アンケートで、12点以下は正常範囲内の眠気と考えられています)。CPAP治療を行ってAHI(RDI、無呼吸低呼吸指数)が正常範囲内でコントロールできている場合、一概には言えませんが、眠気の原因は純粋な睡眠時間の不足によることが多いです。全人口の1、2%で長時間睡眠者、短時間睡眠者と呼ばれる、一般の方と必要睡眠時間が異なる方がいらっしゃいますが、残りの98%の方にとって、日中の正常な脳活動が得られ、睡眠時間の不足から来る眠気を防止するためには7時間台の睡眠時間が必要とされています。眠気の原因が睡眠不足から来るものか、そうでないかを確認する方法は簡単です。7時間睡眠を取る日を3、4日続けましょう。それにより眠気が改善した場合は、睡眠不足が眠気の原因といえるでしょう。CPAPは睡眠の質を改善する優れた医療機器ですが、必要な睡眠時間が短縮できるものではありません。良質の睡眠を得るために睡眠時間もしっかりと確保しましょう。
CPAP導入当時より体重が落ちたので、無呼吸が改善しているか確かめたいのですが。 
統計学的な研究によると、一般に体重が10%減少するとAHI(RDI、無呼吸低呼吸指数)が30%減少し、体重が20%減少するとAHI(RDI)が50%減少するというデータがあります。勿論個人差はありますが、体重減少後、無呼吸の再評価をご希望の場合は再度簡易モニター検査を施行してみるのが良いでしょう。ただしその場合、CPAPを使用し続ける事により一時的に気道が拡張され、正しい呼吸状態の評価がなされない可能性があるため、検査前1週間はCPAPを一時的に中止する必要があります。
最近いびきが減ってきたように感じます。睡眠時無呼吸症候群が良くなってきたのではないでしょうか。 
CPAPを毎日使用されている方が、たまにCPAPを装着せずに就寝されたとしても、CPAPを装着していた時の影響で、通常の状態よりも数日間は気道が広がった状況にあるといわれています。いびきが感覚的に減ったとしても、減量などで身体面の条件が変化した場合以外は、睡眠時無呼吸症候群が改善しているケースはほとんどありません。どうしても現在の状態を確認したい場合は、簡易モニター検査で再検査を行うことをお勧めします。(ただしその場合、気道を通常の状態に戻すために、検査前1週間はCPAPを中止する必要があります。)
CPAPを使ってもAHI(RDI、無呼吸低呼吸指数)が高いままです。 
CPAPを使用しても、AHI(RDI)が5回/hr.以下の正常範囲内にならない場合が時として認められます。原因として、空気圧の不足、過大な空気漏れ(ラージリーク)、中枢性無呼吸の残存などが考えられます。毎月の受診時に使用状態を確認させて頂き、原因別に対処策を考慮していきます。ただし、AHIが10未満の一桁台に収まっている場合は、合併症の発症リスクをあまり心配する必要はないでしょう。
CPAPを付けてもっと寝ていたいのに、朝方早く目が醒めてしまいます。 
ヒトは一般に加齢が進むにつれて睡眠時間が減少し、朝方早い時間に目が覚めてしまうことが多くなります(”早朝覚醒”といいます)。また年齢的な変化のみに限らず、ストレス等でも同様の症状が起こることがあります。ストレスが原因の場合は、まずはストレスそのものへの対処が必要な場合もありますが、CPAPの使用状況に問題が無い場合、早朝覚醒に対しては睡眠薬を用いるのが良いでしょう。睡眠薬は以前と異なり依存性の問題はほとんど無くなってきており、睡眠薬を1剤のみ使用する場合であればとても安全に使用することができます(ただし、不眠症状が改善しないからといって無闇に睡眠薬の種類を増やすのは問題です)。現状の睡眠に対して満足できない場合は、睡眠薬を用いるのも一つのよい方法です。
朝になるとCPAPが外れています。 
CPAPに慣れない初期段階では、睡眠中に無意識にCPAPを外してしまい、朝方、気がついたらマスクが外れているということがよくあります。CPAPの使用が慣れるにつれ、多くの患者様でマスクが自然に外れるという頻度は低下していきます。しかしその一方で、途中でCPAPを外してしまう事がなかなか改善されない患者様もいらっしゃいます。たとえ朝方CPAPが外れていたとしても、合併症予防の観点から、少しの時間でも毎日CPAPを使用することに非常に意義があります(1日のCPAP使用時間が1時間を越えると合併症発症リスクの明らかな低下が認められます)。CPAPがどうしても外れてしまう方は、朝方までの使用にこだわり過ぎず、毎日就寝時にはCPAPを装着するという習慣を大切にしましょう。
昼寝の時もCPAPは必要ですか? 
睡眠時無呼吸症候群は、夜間、昼寝に係わらず、患者様の睡眠時に起こる病気です。よって昼寝の際にもできるだけCPAPを使用するようにしましょう。
いつも一度うたた寝した後に、CPAPを開始する習慣ができてしまいました。 
一晩の内で質の高い睡眠(深睡眠)は、睡眠の最初の1、2時間に現れるといわれています。よってその時間にCPAPを使用せずにうたた寝をしてしまうと、その後にCPAPを使用しても質の高い睡眠が得られにくくなります。睡眠の最初からCPAPを付ける習慣を身につけ、良質の睡眠サイクル、生活リズムを手に入れましょう。
最近CPAPの効果が実感できません。 
CPAP導入当初は眠気に対する高い効果が実感できたのに、しばらく使用し続けていると、再度眠気を感じるようになる方がいらっしゃいます。それは使用当初はCPAPによって睡眠の質が劇的に変化したことでそれが実感として認識できたのに対し、その後安定した睡眠に体と脳が慣れ、正常の方並みの眠気を感じ出したことが原因として考えられます。毎月のデータ確認で、AHI(RDI)が正常の値を示しているのであれば、睡眠時無呼吸症候群の治療効果に関しては大きな心配はありません。

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CPAPの空気圧に関して
CPAPの空気圧はどのように決まりますか? 
CPAPは患者様の無呼吸や低呼吸の状態を自動で解析し、それに合わせて必要最小限の空気圧を自動で作動させます。またその時々の呼吸状態や睡眠姿勢の変化により、一晩の間でも治療に必要な圧力は刻々と変化します。それぞれの状態に必要な圧力をCPAP装置は自動で感知し、適切な圧力の空気を患者様に送ります。
空気の圧力が強すぎる気がします。 
CPAPの圧力は、機械が患者様の呼吸状態を自動的に判断し、その時々の最適な圧力を作動させる呼吸補助装置です。よって圧力が強すぎたり弱すぎたり感じたとしても、基本的にはそのタイミングでの必要最小限の圧力が作動していることになります。ただごく稀に、一時的に高い圧力を必要とする呼吸状態となり、そのために作動した高い圧力が睡眠を妨げる原因となっている場合、その高い圧力を作動させない事で、かえって一晩全体で見ると良質の睡眠が得られることがあります。また逆に圧力が低いことで一時的な無呼吸の状態が頻発するとしたら、ある圧力よりも下回らない圧力の設定をする事で、さらなる無呼吸・低呼吸の抑制が図れます。外来受診時には患者様の呼吸状態に合わせ、圧力の上限、下限を決める設定(上限圧、下限圧の設定)も行って参ります。圧力が強すぎると感じる場合、それが必要な圧力なのか、カットできる圧力であるのか、データを見ながら調節させて頂きます。
空気の圧力を下げて欲しい。 
CPAP導入当初、必要な圧力を不快に感じ、逆に睡眠を妨げられてしまう患者様もいらっしゃいます。その場合、しばらくの期間圧力を低めに設定し、CPAPに慣れてから圧力を徐々に上げていく方法もあります。その場合、無呼吸指数の変化に注意する必要がありますが、あまり心配の無い呼吸変化の範囲で済む場合もあり、圧力の変更をご希望の方は一度ご相談下さい。

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CPAP使用により起こりうる副作用について
マスクが気になって眠れません。 
使用当初はマスクに強い違和感を感じる方がいらっしゃいます。その場合は最初30分ほどの使用から始め、徐々に使用時間を延ばしていくのが良いでしょう。またマスクのバンドを強く締めすぎている場合もありますので、最初は少し緩めにマスクを装着してみましょう。CPAPはたまに長時間使用するより、短時間でも毎日使用することが大切であり、合併症の予防効果も高くなります。毎日1時間でも使うと合併症の発症が有意に低下するというデータもあります。CPAPを使用し続けることができるかどうかは最初の3か月で決まると言われており、是非最初の3ヶ月間頑張ってCPAPを使用し続けましょう。使用当初は少しの時間でも良いので毎日使用することを心がけましょう。
マスクが鼻にあたって痛いです。 
CPAP使用当初に起こりやすい問題です。使用を継続していくうちに痛みが取れてくる場合が多いですが、当初の対策としては、マスクを若干緩めに付けたり、鼻の痛む部分にティッシュを挟んで皮膚への刺激を抑えるなどの対策が有効です。それでも症状が改善しない場合は、根本的にマスクが顔にフィットしていない場合も考えられますのでご相談下さい。
鼻が詰まってCPAPが使いにくいです。 
まずは鼻の状態を確認させて頂き、投薬で治療可能な場合は薬による治療を行います。鼻中隔弯曲症や重度のアレルギー性鼻炎など、投薬で治療困難な高度の鼻づまりは手術による鼻閉の改善をお勧めする場合もあります。また加湿機能の無いCPAPをお使いの方は、加湿器を導入する事により鼻づまりが改善することがありますのでご相談下さい。
風邪を引いて鼻が詰まってしまい、CPAPが使用できません。 
風邪で鼻炎を起こすと鼻粘膜が腫れ、鼻詰まりの原因となります。また鼻炎がある状態でCPAPを使用し続けると、風圧が刺激となり、鼻炎症状が更に悪化する可能性もあります。風邪を引いてCPAPが使用しづらい時は、無理をせずCPAPを一時中断しましょう。また鼻閉症状に対する薬を用いて鼻炎状態を早く改善することもよい方法です。早めに医師にご相談下さい。
鼻が乾いて痛みます。 
乾燥した空気が送られ続ける事で鼻内が乾燥し、痛みを伴う事があります。CPAPに加湿器を導入することで改善する場合がありますのでご相談下さい。また家庭用の加湿器を用いて室内を加湿することも有効です。
CPAPを使うと朝、とても口が渇いています。 
口を開けたままCPAPを装着して寝ると、朝方口が渇く症状が出ることがあります。まず簡単な対処法としては、医療用のテープ(ドラッグストアで入手可能です。テープなら特に種類は選びません)を口の中央で縦に張り、口を強制的に閉鎖する方法があります。それでも症状が改善しない場合は、顎とマスクをバンドで固定する方法(チンストラップ)、鼻と口の両方を覆うマスク(フルフェイスマスク)を使用する方法があります。また冬場などは室内の乾燥が原因で乾燥症状が出ることもありますので、室内の加湿もご検討下さい。
顔にマスクの跡がついて取れません。 
まず第一に、マスクバンドを強く締めすぎている場合があります。少しバンドを緩めに装着してみましょう。過剰な空気の漏れ(ラージリーク)が発生しない範囲であればマスクは緩めに装着しても大丈夫です(ラージリークが起こっているかどうかは毎回の受診時に確認できます)。また時間と共にマスクに慣れて、マスク痕がつきにくくなることが多く、その間マスクと皮膚の間にティッシュを挟んで皮膚への刺激を減らす事も有用です。2、3か月の使用でマスク痕が改善しない場合は、他のタイプのマスクを試してみる方法もあります。
マスクをつけると顔が痒くなります。 
CPAPマスクの使用当初に起こる可能性があります。装着を続けていると慣れる場合が多いですが、症状の強い場合は使用当初に痒み止めの軟膏を使用して頂く場合もあります。また根本的にマスクの素材が肌と合わない方もごく稀にいらっしゃいますので、その場合はマスク自体を交換させて頂く場合がございます。
マスクをつけると顔に汗をかいて使いにくいです。 
夜間に汗をかきやすい夏場に起こりやすい問題です。この場合、エアコンなどを用いて室温を調節し、室内を汗のかきにくい温度にする方法が最も有効です。
マスクやホース内で結露が起こり、水滴で目が覚めてしまいます。 
マスク内やホース内の結露は、ホース内と室温の温度差が増すことによって発生する、主に冬場に起こりやすい現象です。対策としては、室温を上げる、マスク内に軽くティッシュを詰めて水分を吸収させる、ホースを布団内に入れてホース内の温度を上げる(CPAP本体は絶対に布団の中に入れないで下さい)等が考えられます。加湿機能付きのCPAPの場合は、加湿度の調節をお願い致します。
CPAPを使うとお腹が張り、おならがたくさん出るようになりました。 
CPAPによる空気圧がうまく気管や肺に入らず、食道に入り込んでしまうためにそのような症状が現れます。顎を引き気味にしてCPAPを使用すると食道に空気が入りやすい傾向があります。よって対策としては顎を少し上げ気味にして就寝する、枕を少し低いものに変える、などが考えられます。それらの方法で症状がうまく改善しない場合、無呼吸が悪化しない程度に処方圧を下げてみることも対策の1つとなります。
CPAPを使うと耳で音が響きます。 
のどの奥と耳は耳管という管でつながっていますが、CPAPによりのどの奥の気圧が上がり、その圧力により耳管の閉鎖が解除されると、空気が耳に流れ込み、耳で気流音が響くという症状が起こることがあります。いわゆる耳管開放症に近い症状を呈しますが、対処法としては耳管開放症に準じた治療を行ったり、CPAPの処方圧を無呼吸を起こさないレベルで徐々に下げるなどが考えられます。

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CPAP機器に関して
マスクから空気が漏れている気がします。 
CPAPは呼気(はく息)をマスクの外に逃がすため、正常にマスクを装着しても少し空気が漏れる仕組みになっています(これを“リーク”といいます)。よって正常範囲内の空気の漏れは心配ありません。一方、リークが多すぎると必要な空気圧がかからず、無呼吸を治療できなくなる場合があります(これを“ラージリーク”といいます)。ラージリークの有無は毎月受診時に確認致します。ラージリークが多い場合はマスクと顔の隙間からの漏れがまず第一に考えられ、マスクバンドの調節を必要とする事があります。その他の原因として、マスク分解後にマスクが適切に組み合わされていない、マスクの形状が根本的に顔と合っていない、などが考えられます。ラージリークが多い患者様は、まずマスクバンドを若干強めに装着してみて下さい。それでもラージリークが改善しない場合は医師とご相談下さい。
マスク、ホースの耐用年数はどれくらいですか? 
マスク、ホースの耐用年数は2、3年ですが、1年間の使用で無償交換させて頂いております。メーカーより定期点検のご連絡をさせて頂きます。

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自宅以外でのCPAP使用に関して
泊まりがけの出張(国内旅行)に行きます。CPAPは持っていかないと駄目ですか? 
CPAPを持参して頂き、出張先(旅行先)でも使用して頂くのが最善です。ただし1、2泊の旅行で使用しなかったとしても、生命予後(余命)に係わる大きな問題が起こるわけではありませんので、それほど気に病む必要はありません。CPAPを持参する場合は、枕元にコンセントがない場所もありますので、延長コードもお忘れなくお持ち下さい。
海外旅行に行きます。CPAPはどうすれば良いですか? 
CPAPはできるだけ一緒にご持参下さい。コンセントの変圧器を使用すれば海外でも使用可能です。また空港の税関を無理なく通過するために、海外渡航用のCPAP機器の説明書が各メーカーで準備されています。事前にご相談下さい。
入院することになりました。CPAPは持参した方が良いですか? 
まずは入院先の病院に確認する必要がありますが、入院中もCPAPを使用すべきと考えます。最近のCPAP機器は静音設計が進んでおり、大部屋でも問題なくご使用頂けると思います。
他の病院で全身麻酔の手術を受けることになりました。担当医にCPAP使用中であることを伝えた方が良いですか? 
今までかかったことのある病気(既往歴)として睡眠時無呼吸症候群があることをお伝え頂き、同時にCPAPも使用中である旨をお伝え下さい。睡眠時無呼吸症候群の患者様は、全身麻酔からの回復が他の患者様より悪かったり、手術を受けた夜に呼吸状態が悪化する可能性が他の患者様より高くなります。事前の情報として担当医に伝えておくことにより、病院側も対応がしやすくなるのでより安心です。CPAPを使用しているという理由で全身麻酔が受けられなくなることは通常ありません。一方で睡眠時無呼吸症候群を無治療で放置していた場合、全身麻酔の前に精密検査を求められたり、手術を断られる可能性がありますのでご注意下さい。

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社会的な問題について
CPAPは医療費控除の対象になりますか? 
医療費控除の対象になります。会計時の領収書は大切に保管して下さい。
運転免許の更新は問題ありませんか? 
睡眠時無呼吸症候群があっても、CPAPによる適切な治療が行えている場合は、運転免許の更新は通常問題ありません。詳しくはお近くの運転免許センターにお問い合わせ下さい。
転勤することになりました。CPAP管理はどのように継続していけば良いですか? 
CPAPは現在お使いのCPAPメーカーが提携しているクリニック、医院の場合、全国どこでも通院管理が可能です。まずは当院に転勤の旨をお伝え下さい。CPAPメーカーを通して希望する所在地での提携医院を探させて頂きます。クリニックからは紹介状を作成させて頂き、それをCPAP移管先の病院にお持ち頂きます。転勤の2か月前までにご連絡頂けましたら遅滞なく手配可能です。

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その他
毎月の受診が非常に大変です。何とかなりませんか? 
CPAP管理を保険診療で行う場合、患者様の月1回の通院が治療の前提条件になります。よって数ヶ月間のまとめてのお支払いや、お振り込みは認められておりません。大変お手数ですが、月に1度の受診をお願い致します。当クリニックでは予約システムを完備しており、翌月の受診予約が可能ですのでどうぞご利用下さい。

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奏の杜耳鼻咽喉科クリニック

  • ● 習志野市 津田沼駅南口より 徒歩6分
  • ● 所在地
    〒275-0028 千葉県習志野市奏の杜3-3-17