治療が出来ない方、治療に注意が必要な方
治療を受けることが出来ない方
以下に該当する方は治療を受けることができません。
- スギアレルギーが検査で証明されていない方
- 4歳未満の方
- 薬でコントロールされていない気管支喘息の方(または半年以内に喘息発作のあった方)
- 近いうちに妊娠を希望されている方、現在妊娠中、授乳中の方
- 癌や免疫系の病気で治療中、または経過観察中の方
- スギアレルゲンを使った治療や検査によってアレルギー症状を起こしたことがある方
- ステロイドの内服薬や注射薬の投与を受けている方
治療を受ける際に注意が必要な方
以下に該当する方は医師に伝え、注意して治療しましょう。
- 65才以上の方
- 抜歯や口の中の術後、または口の中に傷や炎症などがある方
- 重症の心疾患、肺疾患及び高血圧症がある方
- 以下のお薬を使用されている方(非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬)
副作用
- 軽微な副作用(口の違和感、のどのかゆみなど)は約15%の確率で起こります。
- 症状の多くは内服開始後1ヶ月以内に起こり、特に最初の1週間に症状が出やすいです。ほとんどの症状は、様子を見るだけで自然に軽快します。
- のどの違和感、お腹の症状が継続する場合、「吐き出し法」といい、舌下に含んだ後、飲み込まずに薬を吐き出すことで副作用を軽減させる方法があります(効果は飲み込んだ場合と同等と報告されています)。
- 重大な副作用(アナフィラキシーショック)の発生率は1億回に1回と考えられていますが、舌下免疫療法による死亡事故は現在のところ世界的に報告されていません。