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そのいびき、なぜ起こる?

 

こんにちは。スタッフ早乙女です。

朝晩すっかり冷えて寒い季節になってまいりましたが、皆様お風邪はひかれてませんか?

 

今回はいびきでお悩みの方へいびきはなぜ起こるのか原因についてお話したいと思います。

 

いびきでお悩みの方の中にはいびきを起こしてしまう当事者の方だけでなく、一緒に眠るパートナーの方もいらっしゃるのではないかと思います。

私の友人にもパートナーのいびきが毎日隣から聞こえてくることにストレスに感じていると聞いたことがあります。

鼻をつまんでみたり、顔の向きを変えたり試行錯誤しても、すぐにまたいびきをかきはじめて、自分が眠れない…どうしたら良いだろうと。

パートナーのいびきや無呼吸は、関係性を壊しかねない切実な悩みだと思います。

同じようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

 

まず、いびきや無呼吸が起こるメカニズムですが、寝ているときは誰でも重力の影響で軟口蓋・舌根・咽頭蓋が下がり気道が狭くなりやすくなります。

それに加え他の原因があると、気道はさらに狭くなりいびきを起こします。さらに気道が塞がってしまうと呼吸ができなくなってしまいます。いびき無呼吸が一定の回数を超えると、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断となります。

 

大人がいびきを起こす原因は以下の通りです。

1.体重の増加

空気の通り道である咽頭は、仰向けになると重力で狭くなりますが、眠りに入ると体の筋肉は脱力するためさらに狭くなります。体重が増えると、のどのまわりにも脂肪がつきさらに空気の通り道が狭くなり、いびきを起こします。

 

2.扁桃腺が大きい(扁桃肥大)

扁桃腺が大きい方は、空気の通り道の空間が狭くなりいびきを起こしやすくしてしまいます。

 

3.顎の位置や大きさ

(顎が小さい、顎が後方に位置している、上顎が前に出ている)

顎が小さい場合や後方に位置している場合は、舌も後方に位置し、仰向けで寝た時に舌が気道の方へ落ち込みやすくなり、のどの通りを狭くしてしまう原因となります。

見た目だけではわからないこともあるので、レントゲンで確認をしていきます。

 

 

4.鼻づまりがある(鼻炎、鼻中隔湾曲症)

鼻炎で鼻の粘膜が腫れたり、鼻汁で鼻がつまったりしていると口呼吸になります。

口呼吸になると、舌が落ち込み空気の通り道が狭くなります。

また鼻の真ん中の板(鼻中隔)が曲がっている場合は、曲がっている側の鼻腔が狭くなると鼻づまりを生じます。この鼻中隔の曲がりが原因で鼻づまりがあると、口呼吸になるため空気の通り道が狭くなりいびきを生じます。

 

 

5.加齢・飲酒・喫煙

さらにいびきや無呼吸を悪化させるのがこの3つです。

年齢を重ねるごとに、のどの周りの筋肉の張りも衰え舌が気道に落ちやすくなるため、空気の通り道が狭くなります。

飲酒は、筋肉を弛緩させることからのどの通り道の周辺の筋肉もゆるみさらにいびきを悪化させます。

喫煙はのどの慢性的な粘膜の炎症を引き起こします。それにより粘膜は腫れ、これもまたのどの通り道を狭くする要因となります。

 

いびきや無呼吸を起こすのは、体重の問題だけと思う方も多いと思いますが、

原因は体重増加だけではないのです。

生まれつきの構造が原因となることもあるので、性別関係なく起こりうることです。

 

いびきや無呼吸は放っておいても良いことはありません。

ご自身の健康または大切なパートナーの健康生活の質の向上のためにも、適切な検査から詳しい原因を調べ、それに合った対応をしていく必要があります。

 

当院では、患者様がよりご理解ご納得いただいたうえで進んでいけるように、一方的に治療法をご提案するのではなく、患者様のご希望もお聞きしつつ個々にあった治療や対策をご提案させていただいております。

 

1人での受診が不安な場合や、パートナーの方も一緒にお話を聞きたい場合は一緒にご来院いただき、お話を聞いていただくことも可能です!

 

お悩みの方はぜひ

一度ご来店いただき、お気軽にご相談ください。