寝落ちしてしまう原因とは?
こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。
日常生活の中で、「ソファで読書中、気づいたら寝ていた」「電車でスマホを見ていたら、いつの間にか寝てしまった」という経験をしたことはありませんか?
経験がある方も多いと思いますが、これらの行動が“寝落ち”に該当します。
寝落ちしてしまうと、その時行っている作業などが中断してしまうため困りものですが、それ以外にも弊害があります。
今回は、寝落ちする原因や弊害、寝落ちしないための対策などをご紹介します。
寝落ちとはどのような状態?
寝落ちは、何かを行っている最中にいつの間にか眠りに落ちてしまうことです。
「単なる寝落ち」だと捉えられやすいですが、睡眠不足や何かしらの病気が関連しており、ご自分の睡眠時間や睡眠の質の見直しが必要なケースもあります。
寝落ちの原因
「眠いのを我慢して夜更けまで通信をしている」「退屈で集中力が続かない」以外にも…
- 睡眠不足
- 睡眠の質の低下
- 血糖値スパイク
- 睡眠時無呼吸症候群
- ナルコレプシー
睡眠不足:肉体的にも精神的にも疲労が蓄積した状態を「睡眠負債が溜まっている」と言い、その状態が続くと覚醒状態を維持することが難しくなり、寝落ちしやすくなります。
睡眠の質の低下:睡眠時間を確保できていても、睡眠の質が低下すると、長時間寝ていても睡眠不足になることもあります。
血糖値スパイク:食後に血糖値が急上昇・急降下する現象。その結果、強い眠気が現れる場合があります。
睡眠時無呼吸症候群:睡眠中に呼吸が止まることで体が酸欠状態となり、睡眠が中断される病気です。目を覚ました後でもあらためて眠ることはできますが、眠り始めると再び無呼吸の状態になるので、慢性的な睡眠不足の状態に陥ります。
→寝ている間の無呼吸にはなかなか気付きにくいため、多くの潜在患者様がいると考えられています。
ナルコレプシー:日中に異常な眠気が生じる病気のことです。具体的な原因は明らかになっていませんが、ストレスなどの後天的要因が関係すると考えられています。
寝落ちする弊害
- 腰痛や肩こりなどの不調を引き起こす可能性がある
- 自律神経のバランスが乱れやすくなる
- 入浴できなくなる
- 睡眠の質が低下する
寝落ちの頻度があまりにも高い場合は、病気の可能性もあるため、寝落ちの症状に応じて医療機関の受診も検討しましょう。
寝落ちしないための対策
まず「キリの良いところで作業をやめて、眠いのを我慢してまで続けないこと」が大切です。
さらに、睡眠の質を高めることを意識すると良いでしょう。
- ストレッチなどをして軽く体を動かす
- 規則正しい食生活を意識する
- 就寝時間の約90~120分前に入浴する
- 体に合った寝具を使う
- 温かい飲み物で体温を上昇させる
- 就寝前のアルコールやカフェインの摂取を控える
- アロマを焚いたり心地良い音楽を聴いたりしてリラックスする
眠る時間をあらかじめ決めておき、上記の行動を心がけることで、入眠態勢を整えられます。
【まとめ】
何かを行っている最中にいつの間にか眠りに落ちてしまう「寝落ち」は、眠いのを我慢して夜更けまで作業をしていると起こりやすいです。
場合によっては、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなどの病気が原因となっている可能性も考えられます。病気に原因がある可能性が考えられる場合は、早めに医療機関に相談してください。
また、寝落ちを防ぐためには、就寝時間を決めて入眠体制を整えることが重要です。ストレッチなどで体を動かしたり、自分なりの方法でリラックスしたりして、睡眠の質を高めることを意識しましょう。