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朝起きられない理由は?

こんにちは🌼

気温が上がり、冬より布団から出やすくなってきた時期かと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

そんな中、目覚ましをかけていても毎朝起きられず悩まれている方もいらっしゃると思います。

今回は、朝起きられない原因と病気の可能性についてお話します。

 

・睡眠不足

自分では十分に眠っているつもりでも、肉体的には不十分というケースはよくあります。

どうしても寝坊してしまう方は、まず自身に適切な睡眠時間を把握することから始めるとよいでしょう。

社会人の理想的な睡眠時間は6~8時間程度と言われていますが、人によって必要な睡眠時間は異なります。

そのため、「自分に必要な分の睡眠時間を確保できているか」が重要です。

・低血圧

 

低血圧とは、最高血圧が100㎜Hg以下、最低血圧が60㎜Hg以下である場合です。

低血圧の症状として、倦怠感や貧血、食欲不振だけでなく、「朝起きにくい」「起きられない」などのケースもあげられます。

・ストレス

ストレスが溜まっていると、夜寝る前まで緊張が続くため、寝付きにくくなったり眠りが浅くなったりします。

そのため、睡眠の質が低下しやすくなり、目覚めの悪さに繋がります。

 

また、大音量で目覚ましが鳴っているのに起きられない場合、何らかの病気である可能性も考慮しなければなりません。考えられる病気として、以下のようなものがあげられます。

 

・睡眠時無呼吸症候群

寝ているときに睡眠中に無呼吸状態が繰り返される病気です。

呼吸が止まった状態が繰り返されると熟睡間を得にくく、朝の目覚めの悪さに繋がります。

放っておくと高血圧や脳卒中、糖尿病などを引き起こすリスクがあるため、睡眠時無呼吸症候群を疑った場合には、速やかに医師に相談しましょう。

・起立性調節障害

立ち上がる際に何らかの原因で自律神経がうまく働かずに、立ち眩みや頭痛などの身体症状が起こる病気です。

思春期に好発する自律神経機能不全の一つで、昼夜逆転生活になり起床時間が遅くなる場合もあります。

・むずむず脚症候群

座ったり横になると足が「ムズムズする」「痒い」「虫が這っているような感じがする」など、人によって様々な違和感を感じます。

脳内の神経系の異常や貧血などから発症すると考えられています。

横になると症状がでることから上手く寝られず、結果として眠りが浅くなり朝起きられなくなってしまいます。

 

朝起きられない場合の対処法として、

・朝に日差しが入る睡眠環境で寝る

・誰かに起こしてもらう

・目覚まし時計を複数使う

・目覚まし時計のスヌーズ機能を使う

・睡眠環境を整える

・睡眠習慣を整える

等があげられますが、目覚ましが鳴ってもなかなか起きられない場合は睡眠時無呼吸症候群などの病気が原因の可能性も考えられます。

 

実際当院を受診された患者様の中にも、いびきや起床時のだるさなどを主訴に受診され検査を行い、CPAPという機器を用いた治療により「朝起きた時のだるさが改善された」という声を診察時に聞くことも少なくありません。

家族に呼吸が止まっていると言われた、睡眠時間は取っているのに起床時に倦怠感がある、など少しでも思い当たる点がある場合には、お気軽にご相談くださいませ。