睡眠時無呼吸症候群と寿命の関係
こんにちは(^^)/
まだまだ暑い日が続きますね。
今回は睡眠時無呼吸症候群(SAS)と寿命についてお話したいと思います。
SASになると、
身体が酸欠状態になり、
少ない酸素を全身に運ぼうとして心臓や血管に負担がかかり、
様々な生活習慣病を引き起こす恐れがあるそうです。
また、夜間の酸欠状態が免疫力の低下を招き、
重症睡眠時無呼吸症候群の場合、健常人の4倍ガンになりやすくなると言われています。
日本人の平均寿命はご存知でしょうか?
厚生労働省によると、
2020年の日本人の平均寿命は
女性が87.74歳、男性が81.64歳で、
いずれも過去最高を更新し、女性は世界1位、男性は2位となりました。
過去最高を更新するのは、女性が8年連続、男性が9年連続で、
医療技術の進歩や健康意識の高まりが要因とみられているそうです。
無呼吸低呼吸指数(AHI)が20回以上の方は、
健常者と比べ、明らかに生命予後が悪いと報告されています。
*AHIはご自宅で行う簡易モニターで分かります。
出典:He,J.,et al:Mortality and apnea index in obstructive sleep apnea-Experience in 385 male patients- Chest 94:9~14,1988
上の表は、無呼吸指数(AHI)が20回以上の人の場合、20回未満の人と比べて、
9年後に生存している確率が60%しかないというデータとなります。
自分がSASであるということを知らずに放置しておくのは恐ろしいことですね。
少しでも早くSASであると気づくことができれば、適切な治療を受けることができます。
いびきや無呼吸が気になる方は、これを機に検査を受けてみてください!(^^)!