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第40回睡眠学会参加

クリニックのお休みを頂いて、 宇都宮市で開催された 第40回日本睡眠学会定期学術集会に参加して参りました。

 

学会でも議論がありましたが、 現在小児の睡眠時無呼吸症候群の診断基準はまだ完全に確立しておらず、 それと同時に、「どれくらい重症なこどもに対して手術を行うか」 という基準も判断の難しい問題となっています。

 

明らかに正常、明らかに重症な小児の場合、治療方針は定まりやすいですが、 その中間に位置する場合の手術判断は難しくなります。

重症度を明確にするため、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を 施行すれば、その子供の重症度がかなり明確になり、 手術を含めた治療方針をたてやすくなります。

 

しかし、現在国内で小児に行われるPSG検査の症例数は 成人の実施例と比較すると1/20にすぎず、 検査の機会自体を得るのも難しい状態です。

また検査にこだわりすぎると、 大切な手術時期を逸してしまう可能性もあります。

 

ではどうすれば良いでしょうか?

 

これは以前より行われていた方法でもありますが、 お子様の睡眠時の様子をビデオで親御様に撮影して頂き、 その様子を主治医に診せて、 その睡眠状態が経過観察で良いものか、 手術が必要な程度の物であるかを判断するというものです。

親御様から見ると、少しのいびきもそれが様子見でよいものか、 しっかりとした治療を要する状態のものなのか、 判断に迷うところと思います。

当院でもビデオを用いたお子様の無呼吸の重症度判定を行っております。

 

もちろんその前には詳細な問診や診察、鼻炎治療の 先行が必要ですが、 お子様のいびきに関しましても 当院でご相談頂けましたらと思います。

 

150702

奏の杜耳鼻咽喉科
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