院長
初心忘れるべからず~リッツカールトンホテルの教訓~
リッツカールトンホテルの食品偽装疑惑の問題がニュースで取り沙汰されています。
普段報道番組を見てもそれほど驚いたりすることもない私ですが、 今回リッツカールトンホテルに関する一連のニュースを聞いて、私は激しいショックを受けました。
クリニックを開院するにあたり、私は経営学に関する本も数冊読みましたが、その中でリッツカールトンホテルは、顧客の満足を追求し、顧客に真の幸福をもたらすという優れた経営理念を持つ企業として、経営学の本に度々登場していたからです。
私の心の中で、一つの理想的な企業と考えていたリッツカールトンホテルが、そのような初歩的なミスを犯してしまいました。
人は現状に満足してしまうと成長したいという意志が失われ、堕落していくのだと思います。
まさに“初心忘れるべからず”。
一人の医師として、またクリニックを運営する立場の者として、 開院時に掲げたクリニックの医療理念を忘れるとこなく、 今回の事件を胸に刻んでまた日々の診療に取り組んでいきたいと思います。